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山口宇部空港、利用者減へ

山口宇部空港 利用者数「90万人割れ」危機感 (山口新聞 1/8)


山口宇部空港の利用者減少の背景には、2006年3月の新北九州空港開港があります。
新北九州空港は、宇部空港から目と鼻の先にあり、宇部空港に着陸する際も、新北九州空港上空まで迂回してから着陸することが多いくらいです。
新北九州空港が開港すれば、自然と山口宇部空港の利用者が減少するということは、はじめから予想できたことです。

開港直後だった2006年度は、宇部空港の利用促進働きかけが功を奏し、減少に歯止めをかけることができたかに思われました。しかし、長期的に見ると、これは一時的な痛み止めにしかならないと考えます。
鍵を握っているのは、宇部空港と新北九州空港の間に位置し、どちらの空港を利用するかを選択することができる下関の人々なのですが、現状では運賃・下関から空港へのアクセスなど総合的に判断すると、新北九州空港のほうがやや便利です。この現状が続く限り、下関市民は宇部空港から北九州空港へと完全にシフトするでしょう。

この影響で、もし山口宇部空港の本数が減るなどすれば、山口県全体にとっては大きく不利益となります。
宇部空港の最大の強みは、駐車場の利用料が無料であることですが、この強みを最大限アピールし、さらには下関方面の客を取り囲むためのさまざまな策をとるべきでしょう。

コメント

ブログ主さんは宇部空港の利用者減少を新北九州空港の開港と結びつけたいようですが、これには異議があります。宇部空港の利用者減少はリーマンショックによる急激な景況悪化が最大の原因です。我が国全体の航空需要も大きく減少しています。

そもそも下関市民で宇部空港を使う人は新北九州の開港以前から少数派で、最大のシェアをもつのは福岡空港です。下関に本支店を置く金融機関をはじめ多くのビジネスマンは東京との行き来に福岡空港を利用します。これが新北九州に流れたからといって宇部空港の利用者数には影響しません。

「新北九州のせいだ!」と騒いでいるのは、空港の利用促進を怠った自分たちが批判されることを恐れた山口県庁と、その発表を検証せず鵜呑みにした山口市のマスコミ連中でしょう。彼らの目指すところは山口市を中心とした経済圏の形成にあります。新北批判は、まず「邪魔」になりうる地域圏を解体・分断するための手段です。

宇部と関門地域は相互に共存共栄の関係にあります。古代より海を通じた交易関係があり、ともに明治期の工業化で急速に都市化が進み、西部(今の中国九州)の中枢地域として栄えました。戦前の日本の三大拠点は東京・大阪・関門、宇部は神戸や横浜に当たる立ち位置と言えます。

西部地方は戦後は進駐軍の占領下のもと中国・九州地方に分解され、経済活動も都道府県単位で行うよう指導がなされた為にこの地域は他の大都市圏に大きく遅れをとり、高度成長から取り残されましたが、戦前から現在と同等の人口規模を擁したこともあり非県庁所在地としては今なお我が国最大の都市圏を形成しています。

行政区域の上では分断されてしまいましたが、交流は健在です。宇部興産は宇部と苅田の双方に主要工場を置き、宇部にある我が国最大のコールセンターに輸入した石炭をかつての「西部」各港に移出しています。関門海峡を渡って相互に通勤通学買物などに向かう人は一日に数万人(通過するだけは含まず)に上り、むしろ住民レベルでは戦前よりも交流が深まっています。

上に述べたように、下関市、また北九州市もそうですが、新北九州ができた今でも空港利用車の4割以上が福岡を利用しています。新北は地元のひとつと捉えれば、むしろ対策すべきは福岡空港です。アクセス鉄道やどちらも海に面し直線距離わずか22kmである(山口県庁よりも12km以上近い)ことを活かした高速船運航など、連携の手法はいくらでもあります。

住民生活や経済活動を全く無視した行政区域に拘って、やれ下関から客を奪え等と本来同じ地域圏内で対立するのは北朝鮮も吃驚の官憲統制体制的思考の極みです。

戦後数十年以上に渡って山口県庁は県庁所在地たる山口市に集中投資した一方で他都市には食べ残しの米粒のような予算しか振り分けませんでしたが、どうでしょう。県庁の目標は山口市を高次都市機能をもつ中核都市に仕立て上げることだった筈ですが、未だに豊かな自然に恵まれた町のままです。(皮肉的に言っています)

山口市の都市としてのあり方を否定するつもりはありません。自然に恵まれた観光の街というのもひとつのあり方でしょう。しかし、それならばわざわざ立派な道路を通す必要はありません。投資というもの必要なところにすべきものです。工業化が進んで慢性的に渋滞が発生し、それが経済活動の足かせになって発展し損ねてしまった臨海部の都市にこそ頑丈で立派な幹線道路を通すべきだったのです。

この点で平成24年に就任された山本知事は産業地域を最重要視し、県境に拘らない新機軸の政策を打ち出していく方針を鮮明にしておられますので、これまでの県政とは違った展開も見えてくるのではないかと私は期待しています。

我が国はいよいよ低成長時代に突入しています。高度成長期はこれまでのように無駄をやっていても、経済成長がそれを上回る強力な推進力となっていましたが、これからはそうもいきません。行政区域に拘って無意味な対立をする時代は終わりにしましょう。

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プロフィール

suhobei

Author:suhobei
関東・関西で育ったものの、高校のころから両親の実家がある山口県に興味を持つようになり、2008年3月大学卒業をきっかけに山口県にIターン。他県出身者にしか分からない山口県の魅力、移住して良かったこと・苦労したことなどを中心に、山口県の話題を発信していきます!

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