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地震と津波

このたびの東日本大震災で被害に遭われた皆様方に、心よりお見舞いを申し上げます。地方へ移住してささやかながら地域振興を志している身としても、東日本太平洋側広域にわたる今回の甚大な被害は、他人事のように感じることができません。まだまだライフラインの完全復旧は遠く、大変困難な日々が続くと思いますが、少しでも早い復旧をお祈りしています。



磯原海岸
今年1月に茨城県北茨城市の磯原海岸を訪れた時の写真です。山口県で言うと安岡や綾羅木のような雰囲気だなと感じたものですが、今回の津波により付近は大きな被害を被ったとのことです。


さて、山口県地域は地震が比較的少なく、また過去大きな津波の例もあまり聞いたことがありません。
しかし、概して少ないということで、大地震や大津波が起きないというわけではありません。

まず、山口県は他県と比べるとプレートの境界から遠い位置にあるため、今回の規模のような海溝地震が起きても、太平洋側と比べ揺れや津波の規模は少ないものと考えられています。それでも、近いうちに必ず起こるとされる南海地震を想定した場合、県東部周防大島町などで震度6、瀬戸内側で2~3mの津波が予想されています。(周防大島町は国の「東南海・南海地震防災対策推進地域」に指定されています。)東北地方で想定の数倍以上の規模の地震・津波が発生したように、これを上回るものが発生する可能性も無視しないほうが良いでしょう。


また、県内には数多くの活断層があり、大きな直下型地震が起こる可能性があります。特に有名なのが山口県東部を縦断する岩国断層帯で、今後30年の間に0.03%~2.00%の確率で、阪神淡路大震災並のマグニチュード7.6程度の地震が起こると想定されています。そのほか、西部では下関市の菊川断層帯、中部では山口市の椹野川構造線など県内数多くの活断層で大きな地震が引き起こされると想定されます。また、周防灘には周防灘断層群(防府沖~宇部沖)があり、今後30年の間に2%~4%の確率でマグニチュード7.6程度の地震が起こるとされ、大津波の被害を受ける危険性も高いとのことです。


山口県は大地震や大津波が滅多に起きないがゆえに、却って対策が遅れていて、今回のような何百年・何千年に一度の事態が発生したときの被害が大きくなるのではないかと思います。(私も大好きな昔ながらの瓦葺木造建築も多いことですし・・・。)何千年に一回しか起きないことのために準備するのは「杞憂」だからといって、つい後回しになったりみっともないと思ってしまうのが人間の心理なので、今回の記憶が生々しいうちに、各地域で意識を高め、準備を進めておきたいところです。



ところで今回、山口県各地で津波のリスクはどのくらいあるのかと思い、調べてみたのですが、隣の広島県がインターネットで津波のハザードマップを公開しているのに対し、山口県のものが見つかりませんでした・・・。
ただし、以下のリンク先において県が各市町村のハザードマップをまとめていて、市町村によっては高潮ハザードマップがあるので、多少参考にできる部分があるかと思います。今回の地震で目立ったように、高潮と津波は被害の範囲も大きさもずいぶん異なることがあるので、別途津波のハザードマップも公表してほしいものです。


山口県市町村別ハザードマップ


国土交通省ハザードマップリンク集


(2012年3月31日追記)

内閣府の有識者検討会が2012年3月31日に発表したところによると、南海トラフにより引き起こされる南海地震で想定される津波の高さは山口県瀬戸内海側で3.9m、最大震度は岩国市で6強のほか、周南市など県中東部広い地域で6弱、山口市や宇部市など中西部でも5強とし、これまでの想定より大きな被害が懸念されています。


南海地震震度分布

内閣府防災情報より)

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プロフィール

suhobei

Author:suhobei
関東・関西で育ったものの、高校のころから両親の実家がある山口県に興味を持つようになり、2008年3月大学卒業をきっかけに山口県にIターン。他県出身者にしか分からない山口県の魅力、移住して良かったこと・苦労したことなどを中心に、山口県の話題を発信していきます!

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